クラシックへの夢

2007-03-18 (日)
- 或る日常の風景

友人RYOさん(ダメ人間の活動日誌)の愛馬が競馬の重賞、第56回フジテレビ賞スプリングステークス(GII)に挑戦する。

彼が一口馬主(※1)になって早数年。 話を聞けば馬主になっても愛馬がデビューすらできないまま引退するケースが数多くあるという。

(※1)一口馬主……たくさんの出資者を募って1頭の馬の購入費用、維持費を分担する形態。

そのような非常に厳しい状況の中で、名馬ラヴァーズナット(※2)で馬主初勝利。そして今度の馬で重賞挑戦。

(※2)名馬ラヴァーズナット……この馬は後に関東キー局の競馬番組で中継されたレースにも映った。

その馬は名は「ニードルポイント」

「100頭の馬がいれば、100通りのドラマがある」とは誰の名言だったか。 彼が馬主になった数々の名馬を見るにつれその言葉に嘘はないと思う。 昨年、総元締めの主催者が某馬のキャンペーンを張り、マスコミがそれに乗り、 増殖したミーハーどもがフランスまで日本の恥を晒しに行ったが……そんな一握りの馬の他にも数万頭の無名なサラブレッドが今日も走る。

そしてそんな無名なサラブレッド1頭1頭にも、活躍を祈る馬主がいて、調教師や厩務員、騎手やファンがいる。

そのニードルポイントが重賞レースに挑戦する。

馬の能力を選定するためにピラミッド構造になっている日本競馬のレース体系において、 スプリングステークス(GII)は2番目に格付けの高いレース。そしてこのレースで3着以内に入れば、 日本のサラブレッドにとって最高の栄誉とも言える"クラシック"と呼ばれるレース(※3)の1つ、 皐月賞への優先出走権が与えられるのだ。

(※3)"クラシック"と呼ばれるレース……桜花賞、皐月賞、オークス、日本ダービー、菊花賞の5レース。

これで期待が高まらない方がどうかしている。 このレースには強豪が多く出走しているためニードルポイントの人気は確かに低い(143.7倍。最低人気)。

しかしレースはやってみなければわからない。例え可能性は低くてもレースに出走していれば勝つ見込みはある。

ニードルポイントは4枠4番。

ファンファーレが高らかに鳴り響き、まだ寒さを感じる春の空に吸い込まれた。馬たちがゆっくりゲートに収まる。 順調な枠入り。そして一瞬の静寂の後、

スタート。

クラシックへの夢を乗せ、幕は切って落とされた。

果たして勝敗の行方は……。

今回はじめて動画を編集して判りやすいようにテロップを入れてみた。 ちなみに2分30秒ほどの動画にテロップを入れるだけなのに作業時間約4時間。動画編集は意外に大変だということを思い知らされた(そしてそれほど大した編集でもないという……)。

中盤までは良いペースで集団についていたものの、各馬がスパートをかける4コーナー付近で一気に置いていかれてしまった。そしてそのまま挽回できず………。

結果は10着(完走11頭)。

やはり勝負の世界は厳しい。競馬シミュレーションゲームのように簡単に勝てるものじゃない。レース中、張りつめていた糸が切れテレビの前で思わずため息。

だがこれでニードルポイントが終わったわけじゃない。また次がある。望みを捨てずに次回の活躍に期待。

日曜日の昼下がりに束の間の夢を見た。

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