【退職への道9】退職するのに上司の許可は必要ですか?

2006-11-21 (火)
- 前会社ネタ

昨日のメールが裏目に出たのだろうか。

課長から「残念ですが了解しました。昼休みにでも話させて下さい」と返事が来た。 昼休みにM部長とO課長と3人で昼食。

退職の意志ははっきりと伝えたので、後は退職までの事務手続き上の流れの話かと思いきや、 そこでの話題は「また考え直せ」という内容だった。

いったいいつ終わるのだろうか……あまりの"ドラクエ"チックな永久ループ的な話に嫌気が差してきた。

会社を辞めますか?
→はい
 いいえ

考え直しませんか?
 はい
→いいえ

考え直しませんか?
 はい
→いいえ

……以下、永久ループ。

1ヶ月の話し合いで「もう帰ってくるな」と言ってのけたM部長(→「【退職への道3】最終回答」参照)ですら、

「なぜ今より不安定な会社に移ろうとするんだ。リスクを犯してまで求めるゲインはなんだ」

などと説得し始める始末。私としては悩みはするものの回答は一貫して「退職する」ということに終始しているのだが。 はっきり言って弊社の成長力は打ち止めなんじゃないの?むしろ下降しているのでは。給料も上がらねーしな。

……と言ってやりたかったが、円満退社の秘訣は前向きな回答を述べることだということを思い出し、

「顧客の声がダイレクトに聞けるからです。 弊社で仕事していても顧客から"おたくのところが頑張ってくれたからウチの売り上げはこんなに伸びました"とか"助かりました"などという労いの言葉はなく、 上がってくる声は"不具合が出ました。すぐ直して下さい"と言ったものばかり。そんな環境ではっきり言って今の仕事にやり甲斐を感じない。」

と言った(十分、後ろ向きか?)。すると部長からは「それだけ?」とあっさり。「モチベーションという一時的なものを理由から除外すれば他のメリットは?」。

課長や部長とこれまで話してみて、理由を述べれば「その理由を除くと他には?」という聞き方をすぐしてくる。 これも一種の議論の戦術なのかもしれない。自分としてはモチベーションは辞めるに十分値する理由だと思うのだが……と思ったものの、 「Web系の仕事に興味がある」「週に何度か在宅勤務になるので職場が近くなる」と理由を上げると、今度はO課長から

「正直、ガッカリした」「それは考えが甘い」「理由が後ろ向きだ」などと言われた。

「せっかく移るのだったら、ishiiと将来的に会社をどうして行こうとか、そういう考えはないのか」とも聞かれた。

もちろん移るからには会社を成長させて、少なくとも弊社の業績を超えることが目標ではある。 そのことを言うと「会社を成長させるための手法を考えているのか?」とまた質問。

「製品を一から作っていては、期間いっぱいかかってしまい利益が上がらない。 Webサイトの構成はだいたい似ているからコンテンツデータを流し込むだけでサイトを構築できるようにすれば工期が短縮できる」

と、ishiiから受け売りの手法(なぜ他の会社に成長の手法を明かさねばならないのか)を話すと、「そんなことはどこでもやっている」 「Webの世界は技術の進歩が早いから、そのツールがいつまで使えるかわからない」など、もう、ああ言えば上祐

ただ部課長と話しながら、部課長の話にも矛盾が多いということにも気付いていた。

"将来的な会社のビジョン"について、反対に弊社にはビジョンがあるのか?と聞きたい。もちろん"会社の方向性"は社長が考えることであって部課長に聞くのはお門違いだとは思うが。

成長させる手法について"そんなことはどこでもやっている"について、少なくとも弊社ではやっていない。 顧客によって使用する開発言語も違うし、ソースの著作権は顧客に渡ってしまう形態のために再利用が効かないからだ。

……恐らくそのことを言ってしまったら最後。円満退社は遠のいてしまうかもしれないと考え、言い出せなかった。

また「顧客の声をダイレクトに聞きたい」という理由に対しては「良い声は聞こえてこない。むしろ悪い声ばかりだ。声が10あるとすれば、そのうちの良い声は1つぐらいだ」 と突き返された。

弊社とishiiの会社について根本的な違いがあるとすれば、相手にする顧客が違うことだろう。 例えばカー用品など自動車関連のサービスを扱う企業。相手にする顧客は車に詳しいプロばかりではない。 もちろん詳しい客もいるだろうが、大部分は「車のことは難しくてよくわからん。でもオイルは交換したい」と自分のように車に詳しくない客が利用するはず。

いまやっている仕事。相手は同業界のプロばかり。「ウチでやってやれないこともないけど人が足りないから、下請けにやらせよう」と弊社に仕事が回ってくる。 だがishiiの会社は異業界の客も多い。もちろん詳しくない客を相手にするのは別の苦労は必要だろうが。 少なくとも「サイトを作ってくれたおかげで、売り上げがこんなに伸びました」という良い声は聞こえてくる可能性は10分の1ということはないだろう。 (逆に良い声が10分の1しかなかったら致命的)

M部長は今はishiiとフランクに話しているかもしれないが、経営者と従業員という関係になったらフランクに話せなくなる。 どうしてわざわざ好んでリスキーな場所に仲間がいない場所に行こうとするのか、と言われた。

半分は当たっているだろう。2人とも生活がかかっているだろうから、これまでの関係からシビアになって意見が衝突することもあろう。 だが判りもしない将来のことを今日心配しても、なにも解決しない。意見のが衝突して納得できる理由が彼から聞かれなければ、その時はその時だろうと思う。

追い打ちをかけるように「ここ2,3年は景気がよいだろうが小銭を稼ぐのにはちょうど良いだろう。だがこれからも景気が良いとは限らない」とM部長。

ちょっと待って下さい。景気がよい2,3年で弊社の現状がこれですか。これから先、弊社は悪くなる一方ですか?と言いたかったが、聞き流すのに終始した。 理由は先に述べた通り。

次は課長。

「きっとお前の中では結論は出尽くしているのだろう。考え直しても結論は同じだと思う。だからishiiのところに移るのは今でなくても1年後に見極めてからでも良いのではないか? まだ会社作って4ヶ月だから今は業績が良いかもしれないが、この先はわからん」

それは彼の所に限らず、弊社にも他の企業にも言えると思いますが。ただ一つ言えることは、一度撤回する事例を作ってしまっては、もう退職できない(また説得の嵐)ということだ。

「あとはお前が退職届を出すか出さないかだ。会社としては退職当日というのはさすがに無理だが、待つ。別に引き継ぎのことは心配しなくていいから。」

とは言ってくれているものの、「退職願を書いて持ってきたのですが……」と返すと、じゃぁその話は来週月曜(27日)にしよう。今日の所は受け取りは延期と言うことで。

………また先延ばしですか。

結局「納得できない」という理由で、退職願は受け取って貰えなかった。

退職するのに上司の許可は必要ですか?いったい何をどう間違ってこんなに迷走してしまったのだろうか………。

コメント投稿

お名前
URL /
メールアドレス
(オプション)
コメント
今年の西暦

コメント一覧

人事(総務?)に相談してみたらどうですか?

1. posted by おおた

>おおたさん
弊社の人事は、はっきり言って役に立たn……

2. posted by 担当@navi研

>会社を辞めるときの“決め台詞”の傾向
>http://career.oricon.co.jp/news/39647/
こんなん見つけました。よかったら参考にしてみてください…って当日に書き込んでも遅いかな?

3. posted by よこてぃん

無事、退職できましたでしょうか?

私も半年程、人事部に所属して色々と話を聞きましたが、
やはり辞表を受取ってしまうと、退職を受諾してしまうことになってしまうので、
退社理由が後ろ向きな理由(向いてない・つらい)の場合は、
受取らず本人が前向きな姿勢を取り戻す努力まで
できるだけ引き伸ばすように言われました。

しかし給与面や本人のキャリアアップが理由の場合は、
すんなりと辞表を受取るみたいですよ。

tailupさんも、もう少し強気で攻めてはどうでしょう。
残業代の請求は2年前まで遡って請求できますし、
今まで違法にサービス残業を強要させられた分の、給料を請求するぐらいの意気込みで
会社と対決してみては。

4. posted by よこやま

無事退職できたようですね。おめでとうございます。
ただ、僕的には、せっかくスキルもあるのだし、もうちょっと
いろいろな会社を回って見ても良かったかな、という気もします。
でわでわ。

5. posted by やまなか

>よこてぃんさん
「こんな成長力のない会社辞めてやるぅぅぅ!!」とはなかなか言えませんね。
言いたいけど。

6. posted by 担当@navi研

>よこやまさん
アドバイスありがとうございます。
おかげで退職することが出来ました。

退職理由が後ろ向きな場合、"本人が前向きになるまで待つ"のではなく、会社として"どうやったら前向きにさせる"よう支援していくかが大事だと思っています。

残業代は確かに欲しい。
きっと100万単位で貰えるはずです。
しかし残業代支払い=倒産という図式は怖いものがあります。
会社に残っている人に親しくしてもらっただけに。

7. posted by 担当@navi研

>やまなかさん
ブログ見てくれてありがとうございます。
きっと見ていないと思ってメール書きました。

次の会社がラストというわけではなく(ラストがベストですが)、
さらにその次も考えての、この年齢での退職を決めました。

これからもよろしくお願いします。

8. posted by 担当@navi研

この記事のリンク用URL&トラックバックURL

http://133.242.189.194/snapnote/nar/20061126_03.htm

archives & comments

Month

Comments