試験とお伊勢参りの不思議な旅(前編)

2008-07-18 (金)
- 紀行文/中部・近畿地区

「無理だから」とやる前から諦めてしまうのではなく、例え可能性がわずかでもほんの少しでも望みがあるのならばとりあえず提案はしてみるものだ。

この時ほどそう思ったことはなかった。

旅の仲間募集中

ことは2日前に遡る。
三重県の教員採用試験が今週末に迫っていた。一次試験は2日間に渡って行われる。
1日目(土曜日)は筆記試験。2日目(日曜日)は集団面接。金曜日出発して日曜日帰ってくるといった具合。

一昨年のように帰りがてら岡崎にある従兄弟の家にでも寄っていこうと考え、週のはじめに週末の予定を従兄弟に打診していた。どうせ従兄弟はヒマだろ特に深い考えもなく当たり前のように余裕ぶっこいていたら、

「お疲れさまです。が、あいにく出払っております」

という従兄弟からの返事に心底落胆させられた。さすが研究者。そう都合良く空いてないか……。

このままでは試験に行って、ただ帰ってくるだけになってしまう。それよりも1日目の夕食を一人で食べろと?困ったことに元来の寂しがりや。このままだと1日目の夕食も一人寂しく部屋に閉じこもってコンビニ弁当をボソボソと食べるのか……。

と て も 耐 え ら れ ぬ。

あああああ!誰か三重に行き、私と夕食を共にする人間はいないのか!!
……普通考えたらいるわけがない。
だいたい誰が好きこのんで往復2万円の旅費を支払ってまで夕食につき合おうという奇特な人間がいようか、いや、いまい(反語)

そもそも自分が誘われる立場だったら「あほか」の一言で終了であろう。

しかし万が一の可能性に縋ってY地氏とヨコヤマ氏にメールを送った。
「週末に伊勢神宮に参拝しに行きませんか?」
と。なにやら激しく詐欺くさい臭いが漂っているがしょうがない。

ネ申 王見わる

ところがこの提案に2人が乗ってくれた。
キタ----------------------!!

構想では
[土曜 昼]私:試験中。Y+ヨ氏:三重移動。
[土曜 夕]私+Y+ヨ氏:夕食
[日曜 昼]私:試験中。Y+ヨ氏:その辺ぶらぶら。
[土曜 午後]私+Y+ヨ氏:伊勢神宮参拝
[土曜 夕]私+Y+ヨ氏:帰京
というようなプランを漠然と考えていた。

ところがなんということか。せっかく盛り上がっていたのに前日(メールを送った翌日)になって、Y地氏が、
「やっぱり忙しいので行けません」
敵前逃亡のメールを送ってきやがった。

その瞬間、わずかな期待は泡となって消え去った。
今回のプラン(即席だが)の最大の懸念点は、

>[日曜 昼]私:試験中。Y+ヨ氏:その辺ぶらぶら。

ここにある。
試験中は2人には適当に時間を潰してもらわければならぬ。それがY地氏不参加となった今、ヨコヤマ氏1人でどうやって数時間を潰せというのか。そもそもこの計画ははじめからゲストが2人いることが前提であり、かつ最低条件だったのだ。
「まぁ、しょうがないっすよね。ヨコヤマ氏はどうします?無理しなくていいですよ」
ヨコヤマ氏にこのような意気消沈したメールを送ったような気がする。そもそも当初の計画が無茶苦茶な訳だし。

ところが。

「返事は明日の夕方まで待って下さい」

思いもよらぬ返事が来たのだった。

捨てる神あれば

翌日。
新幹線の指定席を事前に押さえておこうと思った。要所である東京駅とは違い、地元駅は「のぞみ」どころか「ひかり」すら、ほとんど停まらないという有様。今回はそのわずかに停まる「ひかり」を狙っていこうというだから、指定の満席は容易に想像できた。

聞くところによれば、「えきねっと」に登録するとインターネットでJRの切符が買えるようだ。
早速会員登録して、新幹線のチケットを……。
案の定、座席状況は△(残りわずか)だった。

ところで津へは名古屋まで新幹線で行き、そこからJR在来線(快速「みえ」)に乗り換える。近鉄特急で行くよりかなり安い。新幹線と快速「みえ」は連絡しているため乗り換え時間はほんのわずか。しかも1回乗り遅れると、次は1時間~2時間後という素人にはオススメできないマニアックさ。当然、一度改札を出て再度切符を買っている時間はない。

同じJRなのだから「えきねっと」で買えるだろう……。そう見積もっていた。

ところが小田原~名古屋~津で買おうとすると、「ご指定の路線は購入できません」などと、ふざけたこと抜かしやがる。さらには一度失敗すると、また一から入力しようとする気が失せるぐらいの複雑さ。

だが止むをえまい。
再び気を取り直して、まずは新幹線のチケットを……。

指定席:×

ふ○ーーーーーーーーーーっく!!!!!

このアホなシステムのおかげで指定席が埋まってしまったではないか!こうなったら謝罪と賠償を(ry
諦めきれずに15分ぐらいリロードしまくっていたら、

指定席:△

再びキタ--------------------------------っ!!

どこの誰だか知らないがキャンセルしてくれてありがとう。このタイミングを逃してなるものか。
乗車券の購入は諦めて、とりあえず新幹線特急券だけ購入。

いざ決戦の地へ。

ワケアリの人たち

新幹線の時間までかなり余裕を見て小田原駅に到着。
みどりの窓口で乗車券を買うことにした……って、なんだこの長蛇の列はっ。

新幹線の指定席特急券ですら自動券売機で購入できるこのご時世。わざわざ窓口に並ぶなんて、よほどワケアリの人たちか、機械=悪魔の装置としか考えていないジジババしかいないわけで……。

……自分の順番がちっとも回ってきやしねぇ。

あーだ、こーだと粘られたり、何を話しているのかサッパリ要領を得ないじーさま、ばーさま相手の仕事はさぞかしストレスだろうとJR職員の胸中を察すると涙を禁じ得ないのだが、そんなことよりこっちの新幹線の時間は刻一刻とせまっているのだ。

後ろの列から「はやく諦めろ光線」をバチバチ飛ばしながら待つのだが、そう簡単に通じないものだな。

ようやく自分の順番が回ってきて、職員に素早く用件を告げた。
職員の人は、えきねっとの控えの紙を見て「自動券売機でご購入頂くと割引になるのですが、よろしいですか?」と聞いてきた。

窓口に20分以上並んだあげく、たかだか数百円割引のためにわざわざ自動券売機で買い直しするか。

自分の用件は5分とかからなかった。いったい他の連中はなぜあんなに時間が掛かっていたのだろうか。謎だ。

結局全く余裕がなくなってしまい、適当に駅弁を購入し新幹線ホームへ。
新幹線は自由席も指定席も過密状態。事前に切符を購入しておいてよかったと胸をなでおろした。

駅弁 fig.購入した駅弁

駅弁食べて、うとうとしていたらあっと言う間に名古屋到着。
ここで「快速みえ」に乗り換え。

しかしこの電車。本数が少ない割には人気のようでホームはごらんの通り、人、人、人。
そして電車は2両編成。

快速みえを待つ乗客たち fig.こいつらがみんな乗るのか……

超満員電車の中、揺られること約50分。
ようやく津駅到着。

快速みえ fig.ありがとう、快速みえ。

旅は後半に続きます…。

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