オタク巡り(後編)

2008-10-26 (日)
- 或る日常の風景

お笑い芸人ライブがメインだったものの、展示も考えさせられるものが多かった。
学園祭の後編。

プロへの道

東京工芸大学には「マンガ学科」があるらしい。4年間マンガを描くだけ?
最近はマンガも大学で学ぶ時代かよ……orz これで同じ学士(※1)とは。

(※1)これで同じ学士……断っておきますがマンガを馬鹿にしているわけではありません。ただ「大学」で学ぶものなのかどうかといったモヤモヤしたものはあります。

「漫画研究会」とはマンガ学科を含む全学部の中から同好の士が集まったサークル。マンガ学科は学問としてのマンガを研究する人たちの展示。展示するものは同じ「マンガ」なれど、どういった背景の違いが存在します。

漫研の方は……えー、まぁ見なかったことにw
展示品の中には大胆な構図で切り取った目を引くものもあったものの、総じて「お絵かき」レベル。というか、適当な絵を壁に貼って中央にある机で塗り絵って……舐めとんのか。

こいつら普段活動してねぇな。

そしてマンガ学科の方は(おそらく全員が)プロを目指しているだけあって、あまりの素晴らしさにしばらく惚けたように立ちつくした。学園祭向けに制作したのではなく、授業の研究課題を展示したもの。

マンガというとどうしてジャンプのような「友情」「冒険」「勝利」作品を連想しがちだが、そこは腐っても大学。ネタはかなりの社会派。そして丹念に幾重にも描く込まれた線。見ていて惚れ惚れするようだった。
画力に自信がある人だからこそ描けるのだろうな。

ところでここでマンガを学んでいる学生の大半はプロを目指すのだろうか。星新一という作家が自著の中で「何かの文学賞を取ろうと思えば(簡単ではないが)取れる。しかしプロとアマの違いは、その後にすぐ面白い作品が書けるかどうか」と記していたのを思い出した。

作家に限らず仕事で飯を食っていくのは大変な苦労が伴う。自分も高校時代からプログラムが好きでこの業界に入ったものだったが現実は……(以下略
最近では編集者の力によって書きたいマンガを書かせてもらえないと聞く。ここの学生には是非、プロの道を究めて貰って面白い作品を世に送り出して欲しいと思う。

現代ヲタク事情

キャンパスを歩いていると一緒に歩いているはずのY地氏の姿が見えなくなった。すわ、神隠しか。と振り返れば見知らぬ若い男性と話している様子。手招きするので行ってみれば、相手の若い男性とは年2回のマンガ祭り(※2)で知り合ったのだと言う。

(※2)年2回のマンガ祭り……言うまでもなくヲタクの祭典。コミックマーケット。

それを聞いて驚いたの何の。
なにが驚いたかって。彼が私と同じ干支の年下というだけでも驚愕に値するのだが、彼が東南アジア系を思わせる爽やかなイケメンだということ。そして体型もスマート。初対面にも関わらず快活に話す明るい性格。

これが現代のヲタクなのか!

マスコミによるプロパガンダには洗脳されまいと努力してきたが、知らず知らずの間に望ましいヲタクのイメージを植え付けられていたようだ。
いや。洗脳以前にヲタクとは不協和音のテーマ曲と共に登場する芳樹(※3)と相場が決まっていたのだ。

(※3)芳樹……18禁ゲーム「同級生」に登場するキャラクター。キング・オブ・ヲタク。

それなのにどうしたことだ。
イケメン。スマート。明るい性格……三拍子そろった上にコアなヲタクだと!天は二物を与えないなんて嘘っぱちだ。凄いヤツはどこまでも凄いのだ。

メインディッシュ

イケメン大王と別れた頃には野外ステージに群衆が集まってきていた。いよいよお笑いライブの開幕。今回見たのは「東京ダイナマイト」「飛石連休」「磁石」「鳥居みゆき」の4組。

これを目当てに来たもののほとんど書くことがない。総じて「面白かった」という感想。ただ1組あたり20分近い持ち時間はちょっと長いんじゃないかな。
どの芸人たちもネタの中にここの地名を盛り込むなど、熱心さはよく伝わった。見に来てくれた客に少しでも喜んでもらおう、そんなプロフェッショナル精神を感じた。

しかし鳥居みゆきのネタが1ヶ月前に見に行った学園祭のときと同じネタだったらしい。(Y地氏・ヨコヤマ氏談)適当に「ヒットエンドラーン」やっているとしか思えなかった、しっかりと「作り込まれたネタ」だったことに驚く。

合格祝い

お笑いライブが終われば後は帰るだけ。屋台も後片づけの最中で学園祭の終幕を表していた。

バスの中で1つの座席に男の膝の上に女が座り-こいつら交尾でもしているんじゃないか-本番でも始まってくれれば少しは面白かったものの、ただ目の前でイチャイチャされている蛇の生殺し状態に、考えたことがそのまま口に出てしまうぐらい悪態をついているうちにバスは駅に着いた。

怒り心頭のあまり訳の分からない文を書いてしまった。ムシャクシャしてやった。何でもよかった。反省はしていない。

駅前で適当に夕食。
そこでY地氏、ヨコヤマ氏から合格祝いを頂きました。

シューティングウオッチ fig.時代はハドソン

アレゲな品物であるところが彼ららしい。そしてヨコヤマ氏は私に少しでも教養を深めてもらえるよう「社会科見学プラン」を企画しているらしい。
人間とは四六時中自分のことだけを考えている生き物である、とはD・カーネギー。そんな中、少しでも自分のことを考えてくれている、そのことだけでも胸がいっぱいになりました。

ありがとう。大切に使わせて貰います。
何に使うかよくわからないけど。

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