試験とお伊勢参りの不思議な旅(後編)

2008-07-20 (日)
- 紀行文/中部・近畿地区

いよいよ試験本番(←私は真剣です)。
そして神ヨコヤマは結局降臨するのだろうか。

不思議な旅の後編。

バイキング(笑)

今回お世話になるホテルはここ、ホテルエコノ津駅前。
津駅から徒歩2分という立地条件が優秀。
しかも朝食(バイキング)無料サービスもついて、宿泊費が安いのが最大の魅力。そして全室無線LAN完備ときたものだ。

部屋で一息ついて、あきらめ半分でヨコヤマ氏に「どうするのだ」とメールしたら、次のような返事がきた。

参加しますよ!
暇人と罵って下さい。

持つべきものは友人であるどう考えてもアホだろ
驚いたと同時に感動した。

聞くところによれば、ヨコヤマ氏はまだ伊勢神宮に行ったことがなかった(私もだ!)ので、今回来るとのこと。どうやら一番最初に出した「伊勢神宮に参拝しに行きませんか?」というメールが功を奏したらしい。

今回このホテルを宿泊場所に選んだ最大の理由は、朝食がついていたこと。
やはり試験当日に朝食にありつけるかどうかは、その後の士気に大きく影響をする。試験は長い戦いなのである。

翌朝。
前日チェックインした際に食堂らしき場所がないことに若干の不安は感じていた。
しかし、まさか。
朝食を食べるべく1階に降りた私は目の前の光景に吹き出しそうになった。

フロント横にある休憩スペースにコンビニで買ってきたとおぼしき おにぎり、野菜サラダ(プラスチック容器に入ったやつ)、パン、スープ(当然粉をお湯で戻すタイプ)、牛乳……があるのみ。

「なるほど。これがバイキングか(笑)」

もうね。驚くやら呆れるやら。朝食を用意してくれるだけ有り難いのだが(コンビニに行く手間が省けるという意味で)。さすが「ホテルエコノ」。値段もエコ(駅前にしては破格に安い)だが、朝食もエコだったとは。

ホテル朝食バイキング イメージ fig.写真は間違っていない

ネ申ヨコヤマ現る

1日目の試験。
そこそこ自信はあったつもりだったが……完敗(結果、不合格だったので)

うだるような暑さの中、冷房も効いていない教室内での筆記試験。ホテルの空調が気持ちよいこと気持ちよいこと。
シャワーを浴びてベッドに横になっていると、ヨコヤマ氏より入電あり「着きました」。

果たして駅前に行ってみると……本当にいた。
この東京から遙かに離れた伊勢(※1)の地で。普段東京で顔を合わしている友人の姿を見るなんて、なんとも不思議だった。

(※1)伊勢……本当は津。ここは文章上の演出ということで。

そして本当に来てくれるなんて、心底嬉しかった。

がっつり"まつさか"

わざわざネ申ヨコヤマは伊勢志摩観光ガイドなど準備して、夕食のピックアップまでしてくれていた。こういう時いつも自分の準備の至らなさに恥ずかしさを覚える。
何年か前にここに来たときは、夕方にグルメ大王Dr.ミズノに電話して「松阪牛のうまい店調べて!Now!」無理難題を押しつけた記憶が……。

やはり三重に来たからには、その辺の店で夕食をとる気はさらさらない。やはり松阪牛でしょう。
というわけで津周辺にはそれらしい店がなかったので、松阪まで足を伸ばすことにした。ちなみに「まつざか」ではなく「まつか」である。

そして松阪。
観光ガイドに書いてあった店の地図がアバウトすぎて全く役に立たない。とりあえず住所を頼りに駅前に設置されている地図でだいたいの位置を確認、そっちの方向に歩いてみることにした。方向さえ合っていればなんとかなるだろう。

日も沈みようやく昼間の灼熱地獄からは解放されたものの、夏の夕方特有のうだるような暑さの中、焼き肉屋目指して歩く。それでも時折感じるわずかな風が熱気の澱みを少しだけかき混ぜてくれ、心地よく感じていた。

ちょっとこれは道に迷ったかな……と思い始めた頃、目的の店が見えてきた。

一升びん 本店 fig.焼き肉屋「一升びん 本店」

翌日も試験はあるのに、一杯だけと生ビールを飲む。
夏+ビール=うまい!
ビールはさほど好きではない私ですら、このときのビールは本当にうまかった。

焼き肉屋なので肉(三重牛)を適当に頼みまくる。
もちろんメインの松阪牛はラストだ。
じゃんじゃん肉がくる。じゃんじゃん肉を焼く。じゃんじゃん肉を食べる。話が弾む。じゃんじゃん肉が……(以下ループ)

「そろそろ松阪牛……」
「や、ごめん。実はもうお腹いっぱい」
「実は俺も……」

目的は松阪牛を食べることだったのにもかかわらず、適当に肉を頼みまくったら満腹になってしまい、結局松阪牛は食べられずじまい。

2日目

2日目の試験(面接)は14時からに決まったため、私はお伊勢参りを断念。
ネ申ヨコヤマお一人でお伊勢参りを行っていただき、私は試験に専念することに。試験終了後に再び合流することにした。

ホテルのチェックアウトは10時なので、約4時間あまりはどこかで時間を潰さねばならない。重い荷物を背負っての移動は十字架を背負って ゴルゴタの丘を歩くようなもの。そこで一か八かフロントで事情を説明し荷物を預かってもらえないだろうかと頼んでみた。

するとフロントの人、快く引き受けてくれた。これは本当に助かった。ホテルエコノ津は神!朝食で文句言ってごめんなさい。

試験会場の近くに県立図書館があることを知り、そこに行ってみることにした。
午前11時。
太陽は高く高くあがり、容赦なく照りつける。道路の向こう側はなにやら蜃気楼のようにゆらゆら揺れていた。本当に熱射病で倒れそうになった。試験前に放浪で熱射病に倒れたら後世までのネタである。

そんな中 歩くこと15分。ようやく巨大な建物が見えてきた。

県立図書館 fig.県立図書館

ここで試験開始までの時間、本を読むなどして過ごす。冷房こそが文明の進歩、科学の勝利。
が、試験の結果は……こちらは完敗。
1日目の負けを取り戻すべく(※2)、集団面接に賭けたのだが想定外のお題に動揺して完全に埋没してしまったのだった。

(※2)負けを取り戻すべく……試験なんてギャンブルのようなものか

帰京

夕方にヨコヤマ氏と再び合流。
なんとヨコヤマ氏が私のために伊勢神宮のお札を合格祈念に買ってくれたのだ。
これは御利益がありそうだ。わざわざ伊勢神宮で買ってきてくれたのだ。そこらの神社には置いていないプレミアム品(※3)なのだ。

(※3)プレミアム品……初詣に府中の大國魂神社へ行った際、同じお札が売られていて愕然とした。どうやら伊勢神宮の専売品ではないらしい。

途中、名古屋で「味噌煮込みうどん」を食べる。帰りの新幹線はたいした会話もなく、ひたすら爆睡。
こうしてよくわからないまま津・伊勢の旅は終わった。

本当につき合ってもらって感謝です>ヨコヤマ氏
ちなみに私はかつて三重に住んでいたものの、伊勢神宮には行ったことがありませんでした。結局、今回もまた行きそびれてしまいました。

次回こそ、お伊勢参り!

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